2019
04.01

新元号「令和」に決定。一世一元(ひとりの天皇にひとつの元号)でも閣議で決定する理由とは。

リベラルアーツ

平成3141日に248個目の元号が「令和」に決定されたと発表されました。今回の新元号は、生前退位により万葉集の梅の花の歌32首の序文「初春の令月にして、気淑く風和ぎ」からとり「令和」となりました。

そもそも、大日本帝国憲法(明治憲法)では天皇自らが決定するものとして明記されていました。しかし、戦後の憲法改正により元号の明記はなくなりました。しかし、事実たる慣習として1979年に元号法が成立。それにより、「元号は、政令で定める」となっています。政令なので端的に言えば内閣での決定とされています。明治以前は慶事や災害をきっかけに元号は変更することもありましたが、明治以降は一世一元とされ天皇の御代替わりの際に元号が変わります。

令月は「万事をなすのによい月」とされ何かのはじまりを意味しているのかもしれません。